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いきてるうちがはななのよしんだらそれまでよとうせんげん
キノシタ映画
配給:ATG
製作年:1985年
公開日:1985年5月11日
監督:森崎東
製作:木下茂三郎
プロデューサー:中沢敏明
企画協力:市川康満
脚本:近藤昭二 森崎東 大原清秀
監督補:下村優
撮影:浜田毅
美術:高橋章
主題歌:「あほう鳥」五木ひろし
音楽ディレクター:ひのきしんじ
音楽:宇崎竜童
照明:長田達也
録音:武進
整音:関勇次郎
編集:菅野善雄
助監督:竹内孝吉
記録:森田溶子
制作担当:越智貞夫
製作協力:田中プロモーション
出演:倍賞美津子 原田芳雄 平田満 片石隆弘 竹本幸恵
アメリカンビスタ カラー 105分

修学旅行の参加リストから外された不良中学生三人組(正、タマ枝、和男)は、その仕返しとして旅行の積立金を強奪する計画を立てた。現金を乗せた車が裏口へ回ると踏んだ三人はその道路を塞いだが、感づいた車は正門へ向かうのだった。校内を近道した正とタマ枝は運転席にいた教員の野呂を車内に拉致し、和男はもう一人の小柳から金を奪おうとした。だが抵抗にあい手にしたのは札束一つだけだった。教頭の大内は万が一を想定して警官を呼んでいたが正たちの方が一枚上手だった。野呂を運転手として利用したのだ。タマ枝からナイフで脅された野呂は殺されたくないという恐怖心から車をぶっ飛ばした。

旅回りのヌードダンサー・バーバラが名古屋の住処に帰ってきた。そこはタマ枝の母・タケ子が切り盛りする沖縄料理屋「波の上」で、バーバラはそこに帰ると気持ちが安らいだ。波の上は沖縄出身者の溜まり場となっており、常連客の船長は沖縄人民共和国波の上租界と呼んでいた。日が暮れ酒の入ったバーバラが島袋の三線で踊っている頃、突然店に入ってきたのはバーバラの恋人の宮里ススムだった。二人が出会ったのはコザ暴動がきっかけで、その後宮里は原子力発電所を渡り歩く労働者・原発ジプシーとして各地を転々としたが、そのうちにヤクザ組織と拘ることになった。一方、沖縄を後にしたバーバラは弟の正をタケ子に預けて全国を回った。二人は久しぶりに再会を喜んだが、そこに怒鳴り込んできたのは大内だった。タマ枝は50万円の身代金と引き換えに野呂を渡す電話を学校に掛けていたのだ。大内は警察に届けない代わりに三人を退学処分、そして野呂のクビが方針であることを伝えた。学校側は野呂が生徒とグルになって計画を実行したと考えていたのだ。それを聞いた物干し台の野呂はショックを受けていた。

バーバラは説明を聞くために縛られた状態で見つかった野呂を正のところに連れて行った。犯行の動機は三人が代金を積み立てていたにも拘らず旅行から外されたからだった。今なら間に合うと考えたバーバラは正に頭を下げさせて処分の撤回をさせようとするが、学校に行けば逮捕されることが目に見えていることから彼は頑なに拒否し宮里の舎弟なると言ってについて行った。一方、仕事を失った野呂は翌日からバーバラの荷物持ちとして一緒に旅回りをすることにした。数日後、福井にやってきたバーバラはアイコの家を訪ねた。バーバラと大の仲良しであるアイコは原発作業員相手の娼婦だが、宮里が足抜けさせたにも拘らずまた敦賀に舞い戻りヤクザに捕まったと聞いたのだ。母親に尋ねると葬式があったばかりだといい、驚いたバーバラが墓に向かっていると目の前にアイコがいた。死んだのは彼女ではなく彼女の恋人の姉川安次だった。

屋台的映画館
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