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地獄(1979年)

  • posted at:2020-05-18
  • written by:砂月(すなつき)
じごく
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1979年
公開日:1979年6月3日
監督:神代辰巳
企画:翁長孝雄 日下部五朗 松平乗道 奈村協
脚本:田中陽造
撮影:赤塚滋
照明:金子凱美
録音:溝口正義
美術:鈴木孝俊
音楽:真鍋理一郎
編集:玉木濬夫
助監督:俵坂昭康
記録:梅津泰子
和楽:中本敏生
装置:稲田源兵衛
装飾:山田久司
背景:西村三郎
スチール:石丸泰規
宣伝担当:佐々木嗣郎 田中憲吾
美粧:田中利男
結髪:伊藤実
衣裳:豊中健
演技事務:西秋節生
擬斗:土井淳之祐
企画助手:杉本直幸
進行主任:長岡功
視覚効果:中野稔
光学撮影:デン・フィルム・エフェクト
特殊音響効果:小森護雄
作詞・作曲・唄:山崎ハコ
協力:市山パースル 鈴鹿サーキット チーム オスカー スピード・スター・レーシング 鶴来 和田屋
特殊撮影・撮影:株式会社特撮研究所 高梨曻
特殊撮影・美術:株式会社特撮研究所 大沢哲三
特殊撮影・操演:株式会社特撮研究所 鈴木昶
特殊撮影・照明:株式会社特撮研究所 日出明義
特殊撮影・進行:株式会社特撮研究所 中村義幸
特撮監督:矢島信男
出演:原田美枝子 林隆三 田中邦衛 栗田ひろみ 石橋蓮司
アメリカンビスタ カラー 131分

昭和30年、生形竜造は臨月のミホを連れて駆け落ちした。ミホは竜造の兄・雲平の嫁であり、腹の中には竜造との不義で出来た子がいた。それが自分の子でないことを知った雲平は激怒し、身の危険を感じた竜造はミホとともに険しい山越えを試みたのだった。ところが山小屋で休息を取っているところを見つかり、竜造は猟銃で射殺された。一方、逃げ出したミホは狩猟用のトラバサミに掛かって動けなくなり、雲平は地獄の苦しみを味わわせようと殺さずに放置したのだった。帰ってきた雲平からそのことを聞いた竜造の妻・シマはミホのもとへ行き、地獄でその子を産めばいいと吐き捨てるとすがる手を振りほどいて去って行った。一人残されもがき苦しむミホが息絶えると同時に久能寺の卒塔婆の金輪が回り始め、程なくして村人たちが彼女の亡骸を見つけた。すると腹が波打ち始め、元気な泣き声の赤ん坊が産まれるとミホはあの世へ行った。気がつくと彼女は賽の河原をとぼとぼと歩いていた。目の前には大きな木があり、そこにいた懸衣翁と奪衣婆が無言で近づくと彼女の着物を剥ぎ取った。懸衣翁と奪衣婆は三途川の番人であり、着物を木の枝に掛けることでその者の罪の重さを計ることが出来るのだ。姦通の罪だけにとどまらずその子を産み落としてきたことを知った懸衣翁は、己とともに地獄へ落ちるべき不倫の子は例え現世で生きようとも地獄がついて回るぞと忠告した。そして生まれながらに地獄を背負った赤子の生き様を見届けるのだと言った。

昭和50年、レーサーの水沼アキはレース中に大事故を起こし、休養のために旅に出た。彼女が選んだ旅先は鬼涙温泉だったが、乗車した列車の乗降口前で雑誌を読んでいたところ何処からか自分の名を呼ぶ声が聞こえた。すると突然ドアが開き彼女は外へ吸い出されたが、異変にいち早く気づいた男によって助けられた。彼の名は生形幸男と言い、鬼涙温泉駅の一つ先にある生形村の出身者だった。美術雑誌の出版社に勤めていたが、窯元である本家を継ぐために戻ってきたのだ。鬼涙温泉が先日の地震で湯元が枯れ閉鎖されていることから、幸男は生家にアキを連れて行くことにした。ところがアキはこの家にきたのが初めてにも拘らず隅々まで知っている気がした。一方、シマも彼女を見るなり顔色が変わった。そして入浴中のアキの尻に痣があることを知り確信すると明日にでも帰ってもらって欲しいと幸男に言った。20年前、ミホが産み落とした子をシマは事故に見せ掛けて殺そうとしたが下男の山尾治に止められた。村人たちは彼女がその子をどう育てるか興味を持って観察していたからだ。そこで山尾は離れた町に捨てられていた子とその子を交換し東京の養護施設に預けたのだが、身元を明かしていないにも拘らず戻ってきたことにシマは運命を感じた。そこで彼女は何とか村を出て行ってもらう方法はないものかと考えを巡らせた。

屋台的映画館
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