日活
配給:日活
製作年:1965年
公開日:1965年10月23日 併映「怪盗X 首のない男」
監督:野口晴康
企画:浅田健三
脚本:浅田健三 西田一夫
撮影:永塚一栄
照明:高橋勇
録音:高橋三郎
美術:横尾嘉良
編集:井上親彌
助監督:林功
製作担当者:薮内善明
音楽:川邊公一
主題歌:「雪子の唄」永井江利子 山下洋治とムーディ・スターズ
賭場所作指導:笛田直一
刺青:河野弘
技斗:高瀬将敏
出演:野川由美子 二谷英明 藤竜也 堀恭子 河上信夫
シネマスコープ モノクロ 86分
象牙彫り師だった江口金次郎がイカサマ賽作りに手を染めて惨い死に方をした時から彼の一人娘の雪子は堅気の生活を捨てた。最初の盆茣蓙でイカサマの疑いを掛けられたが、それを救った同業の伊東正次に身の上を明かした。同情した伊東は彼女の肌に刺青を彫り、ツボ振りとしてのテクニックを徹底的に教え込んだ。そして総長賭博の日、伊東は皆の前で全てのカラクリを暴露したがその引き換えに凶弾に倒れた。最愛の人を失った雪子はあてのない流浪の旅に出たのだった。
伊東への想いが忘れられない雪子はツボ振り稼業を捨て特殊浴場の女に身を変えた。ある日、彼女は客としてやってきたカス坊主の松という光和会の組員から窃盗を疑われた。体で償えと凄む松だったが、はだけた服の隙間から見えた彫物を見て苦労しているんだなと同情しこれで水に流してくれと金を渡した。松が帰ると雪子の部屋にいわくありげな男が転がり込んできた。右の頬に傷があるその男は伊東に瓜二つだった。浅野清次は驚く雪子に後で理由を話すから匿ってくれと言った。光和会会長の大滝はその男の確保を命じており、松は幹部の鉄を連れて再びヴィナスを訪れた。雪子は自分の顔をまじまじと見る鉄に違和感を覚えるが、彼がかつて互竜会に所属していたことを思い出したのだった。ここは光和会のシマだから何かあったら知らせると言って鉄たちを追い出すと、雪子はサウナボックスに押し込んでいた浅野を解放した。だが疲労により高熱を出した彼は意識が朦朧としていたのだった。自宅へ連れ帰り看病する雪子はこの男が伊東だったらいいのにと思った。
相棒の遠藤刑事とともに坂巻殺しの犯人を追う定年間近の木下刑事は情報屋の亀井を締め上げてネタを聞き出そうとした。ベレッタ32口径リボルバーの持ち主を捜していると聞きピンときた亀井は、坂巻を殺したのは光和会の仕業に決まっていると言った。坂巻が親分の天風組と光和会は昔から対立する間柄であり、三年前の抗争で大滝の片腕である大幹部の的場がバッサリとやられた。的場がいなくては何も出来ない大滝は憎さのあまり坂巻を葬ったのだ。遠藤は拳銃のことを聞いたのに坂巻殺しだとわかったのは何故だと問うた。この事件に関する凶器は公に明かされていないのだ。追及された亀井は情報屋だからこれくらいのことがわからないとメシが食えないんだと口ごもった。
屋台的映画館
PR