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おこげ

  • posted at:2019-11-07
  • written by:砂月(すなつき)
おこげ
イントグループ映画製作委員会
配給:東京テアトル
製作年:1992年
公開日:1992年10月10日
監督:中島丈博
製作:中島丈博
企画協力:山下健一郎
プロデューサー:高澤吉紀 諸美里雅史
製作管理:沼尾鈞
原作:中島丈博
脚本:中島丈博
音楽プロデューサー:有吉博
音楽:EDISON
主題歌:「黄昏を越えて」白井貴子
挿入歌:「アムール命の炎よ」ドーリー
撮影:羽方義昌
照明:渡辺康
録音:井家眞紀夫
調音:松本隆司
美術:猪俣邦弘
助監督:高坂勉
編集:後藤彦治
製作担当:大堀誠
キャスティング:木村智生
記録:君塚みね子
製作協力:株式会社大船撮影所 株式会社フリーマン
出演:清水美砂 村田雄浩 中原丈雄 深沢敦 竹田高利
アメリカンビスタ カラー 120分

声優の諸橋小夜子は声優仲間の家族たちとともに今まで行ったことがない海岸へ海水浴に出掛けた。レジャーシートを広げてくつろごうとしたのだが、何だか様子が違うことに気づいた。きわどいビキニパンツやふんどし姿、中にはオールヌードの男たちがいちゃついているのだ。そこはゲイたちの間で人気のあるハッテン場で、そうとは知らずに踏み込んだのだ。同僚たちは彼らを毛嫌いしたが、小夜子はそういった気持ちになれずその中の一組のカップルに美しさを感じたのだった。

小夜子が気になっていたカップルは、サラリーマンで妻帯者の寺崎栃彦と自営業で独身の吉野剛だった。ある夜、栃彦は剛のアパートで一夜を過ごすことになったが、突然玄関のチャイムが鳴った。誰かと思い剛がドアを開けると、そこに立っていたのは母親の季野枝だった。彼女は剛の兄・搭一の家に同居しているが、嫁と姑の関係がこじれてたまらずに飛び出してきたのだった。止まらない愚痴に戸惑う剛だったが、冷静になって季野枝がこれからずっと居座ることを考えると血の気が引いた。まず奥の部屋にいる栃彦のことをどう説明しようかと。自分がゲイであることは関係者以外に公言しておらず、ましてや母親に知られるなんて以ての外だ。そんなことを考えている間に季野枝が襖を開けてしまい、終電に乗り遅れた年上の友人を泊めたことにして何とかその場を取り繕った。
 
搭一から押しつけられる形で季野枝と同居することになった剛は栃彦と外でしか会うことが出来なくなった。ある夜、ゲイ仲間の露木がバーテンダーを務めるゲイバーで二人が飲んでいると、一人の女性が声を掛けてきた。それは海水浴の海岸で剛たちのキスシーンを目撃した小夜子だった。友達にこの店へ連れてきてもらった彼女は偶然二人を見掛けたのだ。剛たちの馴れ初めを聞いた小夜子はその内容に興味を持ち、友達を放置するほど興奮した。ゲイに対する偏見を持たない彼女を興味深げに観察していた露木は「あなたってやっぱりおこげなんだ」と言った。「おこげ」とは「おかま」と仲良しの女、つまりと「お釜」の底にくっつく「お焦げ」の洒落だった。今夜泊まるホテルを二人が探していることを知った小夜子はうちにいらっしゃいよと楽し気に言った。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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