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大脱獄

  • posted at:2020-03-24
  • written by:砂月(すなつき)
だいだつごく
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年4月5日 併映「ウルフガイ 燃えろ狼男」
監督:石井輝男
企画:矢部恒 坂上順
脚本:石井輝男
撮影:出先哲也
録音:広上益弘
美術:藤田博
照明:川崎保之丞
編集:祖田冨美夫
助監督:橋本新一
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:東一盛
装置:畠山耕一
装飾:田島俊英
美粧:入江荘二
美容:石川靖江
衣裳:河合啓一
演技事務:石川通生
現像:東映化学
音楽:青山八郎
製作協力:北海道層雲峡 ホテル大雪
出演:高倉健 木の実ナナ 室田日出男 郷鍈治 山本麟一
アメリカンビスタ カラー 91分

網走刑務所に収容された死刑囚はいつ行われるかわからない死刑執行の宣告に怯えながら日々を過ごしていた。執行の宣言は朝の点呼前に告げられることになっており、時に感情を抑えられず狂ったようにわめき散らす者もいた。死刑囚の中には精神的苦痛に耐えられずに自ら命を絶つ者もいた。網走刑務所には現在8人が収容されているが、彼らの罪名は様々だった。南川剛太(強盗殺人放火)、赤田光一(爆弾大量殺人)、北郷国臣(左翼党首殺人)、風見辰吉(傷害・殺人)、梢一郎(強盗殺人)、大池浅吉(強姦放火殺人)、国岩邦造(尊属殺人)、里見清次(毒殺大量殺人)。里見が自殺をした日の夜、うめき声が聞こえ不審に思った看守が独房の中の様子を窺うと大池が血を吐いて倒れていた。慌てて鍵を開けて近寄ると、大池は突然襲い掛かり命を奪った。手に入れた独房の鍵を各々に渡した大池は、看守が持っていた拳銃を使ってもう一人の当直の看守から拳銃を脅し取った。

月明かりの中、雪深い平原を進む7人は民家を見つけると部屋に押し入り、住民を縛って着替えの衣服を手に入れた。そんな中、死刑囚の間で先を急ごうとする者たちと家の女を強姦したいという者たちとが対立し、北郷が赤田を絞殺した。すると身の危険を感じた大池が北郷を射殺し興奮した勢いで若い娘を強姦しようとした。その時、捜査犬の鳴き声が聞こえると風見が言ったことから死刑囚たちは慌てて台所から食べ物をかき集めると外へ逃げ出した。吹雪は一向に止む気配はなく、老人の風見は途中で一歩も動けなくなっていた。すると拳銃を備える大池と南川は風見たちから上着と食べ物を奪うと去って行った。2人を見送った風見は力の残っているうちに歩けるだけ歩けと梢たちに発破を掛けた。土地勘のある彼は大池たちが向かった方向に行き止まりの谷があることを知っていたのだ。遭難は気が狂う程苦しいと風見は嘲笑した。

風見は梢と国岩に雪の穴を掘らせ、その中でビバークした。眠りが死に直結することから、梢はこれまでに起きたことを夜明けまで思い返すことにした。裏の道に足を踏み入れたことがきっかけとなり彼は仲間の剛田から銀行の金庫破りに誘われた。夫に先立たれて生活が困窮する妹親子がいることのあって梢は錠前職工の技術を活かして大金を手に入れることを目論んだが、警備が手薄になる真夜中の時間にも拘らず警備員が巡回してきたことで捕まる覚悟を決めた。ところが剛田はその警備員をを撲殺したのだ。その後、梢は逮捕されたが、剛田は仲間の友成や情婦の時子と口裏を合わせて裁判でアリバイを証言したのだ。罪を被せられた梢は死刑判決を受け網走へ送られたのだった。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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