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必殺4 恨みはらします

  • posted at:2020-03-03
  • written by:砂月(すなつき)
ひっさつふぉーうらみはらします
松竹=朝日放送
配給:松竹
製作年:1987年
公開日:1987年6月6日
監督:深作欣二
制作:山内久司 櫻井洋三
脚本:野上龍雄 深作欣二 中原朗
音楽:平尾昌晃
撮影:石原興
照明:中島利男
美術:太田誠一
録音:広瀬浩一
調音:鈴木信一
編集:園井弘一
記録:野崎八重子
装飾:玉井憲一
スチール:長谷川宗平
進行:鈴木政喜 西村維樹
演技事務:木辻竜三
監督助手:原田真治
照明助手:中山利夫
撮影助手:安田雅彦
美術助手:家木一実 西村伊三男
編集助手:関谷憲治
録音助手:山本研二
効果:竹本洋二
殺陣:菅原俊夫 楠本栄一
現像:IMAGICA
装置:新映美術工芸
美装:八木かつら
衣裳:松竹衣裳
小道具:高津商会
製作主任:高坂光幸
監督補:津島勝
助監督:原田徹
題字:糸見溪南
製作協力:ジャパンアクションクラブ
独楽指導:藤田由仁
踊り指導:祗園東 満佐子
タイトル:シュプール
主題歌:「ついて行きたい」テン・リー
宣伝:松本淳 宮田秀世 長崎直定 川戸文夫
製作補:斉藤守恒 佐生哲雄
製作協力:京都映画株式会社
出演:藤田まこと 村上弘明 かとうかずこ 西田健 ひかる一平
アメリカンビスタ カラー 131分

四月十三日。仏滅に暗剣殺、三隣亡に大殺界という八方塞がりの大変な大厄日に南町奉行所で見習与力の安田小兵衛が突然怒り狂って奉行の長尾監物を斬りつけた。そもそもの事の起こりは、監物が小兵衛を筆頭与力に取り立ててやると口約束し五十両の賄賂を只取りしたからだった。その結果、頭に血が上った小兵衛は刀を抜いたのだが、迷惑したのは中村主水を始めとする同心たちだった。奉行所内は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなり、身を守ることに必死な同心たちが戸を閉め切ると部屋の中の残されたのは目が血走った小兵衛、命乞いをする監物、そして貧乏くじを引いた主水だけだった。追い詰められた監物は主水を盾とするが、ひらりと身を交わされ小兵衛の餌食となり、その小兵衛は自ら命を絶った。やれやれ助かったと胸をなで下ろしたのもつかの間、主水は卑怯未練な振る舞いをしたと一人咎められ半年間、俸禄の半額を命じられたのだった。それから数日後、奉行所に後任の奉行が到着した。とても若く端整な顔立ちをした奥田右京亮は、着任祝の席で主水に対し私のときには見殺しにするなよと言った。ふて腐れた彼は気分直しにおけら長屋の居酒屋に立ち寄り女将のおふくを口説こうとしたのだが、表の騒動でそれどころではなくなった。ど派手な化粧と身なりの若者たちが馬で暴れ回っていたのだ。彼らは旗本の子息で結成された愚連隊で長屋の住民を虫けら同然に見下していた。そんな中、素浪人の杉江伊織が立ちはだかり抗議をしていると、愚連隊の一人が乗った馬が突然暴走を始め子供を助けようとした平野弥兵衛が命を落とした。人殺しと叫びながら弥兵衛の娘のお弓が向かって行くと、首領の神保主税は殺したのは馬だと弁解した。だが怒りの治まらない長屋の人々が石を投げ始めたため愚連隊は成す術もなく退却した。そこに現れた主水は、お前らの気持ちはわかるが事を大きくしないでくれと懇願した。そして事切れた馬に駆け寄ると脚に刺さった十字手裏剣を引き抜き、こいつのせいだと呟いた。

一体誰が何のために騒動を起こしたのか。疑念を持った主水は翌日、調書とともに証拠となる十字手裏剣を提出したが、何者かによって仕組まれた陰謀であるという推察を荒唐無稽だと右京亮は一蹴し、何の根拠もないことを取り上げるわけにはいかないと言った。更に十字手裏剣を受け取った覚えはないと言ったことで主水は闇の根深さを感じ、思い違いだったと釈明して一旦引き下がることにした。その夜、弥兵衛の弔いが行われ、主水はおふくの店で伊織と静かに飲んでいた。するとあれは誰だったのかなとおふくが独り言を漏らした。訳を聞くと、騒動のときに子供を助けた人物がもう一人いたというのだ。主水も伊織もそのことに気づいておらず、おふくの思い違いではないかと疑ったが、それを確かめようにも伊織はあの子供を長屋で見掛けたことがなかった。考えれば考える程謎は深まるばかりだった。

屋台的映画館
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