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新 男はつらいよ

  • posted at:2020-06-25
  • written by:砂月(すなつき)
しんおとこはつらいよ
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1970年
公開日:1970年2月27日 併映「アッと驚く為五郎」
監督:小林俊一
製作:斎藤次男
企画:高島幸夫
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 宮崎晃
美術:宇野耕司
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:小尾幸魚
調音:松本隆司
音楽:山本直純
監督助手:大嶺俊順
装置:小野里良
装飾:町田武
進行:福山正幸
衣裳:東京衣裳
製作主任:池田義徳
現像:東洋現像所
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 栗原小巻 三崎千恵子 前田吟
シネマスコープ カラー 92分

旅先での心温まる話に触発されたテキヤの車寅次郎だったが、叔父夫婦に孝行したいが金はなし。そこで愛知の競馬場に乗り込むと、高齢で不人気という評判にも拘らず名前に惚れ込んで競走馬のワゴンタイガー(ワゴン=車、タイガー=寅)を一点買いした。すると見事に的中し18万円を手にした。調子に乗った寅次郎は手持ちの資金をもっと増やそうとのめり込んで行ったのだった。場内で偶然会った朝日印刷所社長の桂梅太郎は付き合い切れずに先に帰り、その様子をとらやの竜造とつねに報告した矢先、店の前にタクシーが停まった。乗っていたのは寅次郎で、大穴を当てたことで気が大きくなり名古屋から柴又までタクシーを飛ばしてやってきたのだ。彼は店に入るなり手土産替わりに二人をハワイ旅行に招待するといい出し、その話は町内で持ち切りとなった。だがそれは孝行の美談では終わらなかった。寅次郎が100万円の札を見せびらかしたことで柴又の男どもはあくせく働くことが馬鹿らしくなり、つねは歩くたびにお祝いの言葉を掛けられた。そして竜造は心労で熱を出し寝込んだのだった。そんな中、寅次郎の妹・さくらや彼女の夫の諏訪博は一定の理解を示しつつ成り行きを静かに見守ることにした。そんな騒動など気にもしない当の寅次郎はというと、彼を兄貴と慕う川又登が勤める旅行会社へ行き全額を即金で支払った。出発当日、着飾った叔父夫婦とともに出掛けようとする寅次郎を引き留めたのは登だった。社長が旅行代金を持ち逃げしたというのだ。このままではご近所さんに合わせる顔がないと考えた寅次郎はとりあえずタクシーに乗って空港に向かった。そして到着すると見送りにきた博に事情を話し、3人は無事に出発したと皆に伝えるように言った。

誰にも見つからないように夜が更けてからとらやに戻ってきた3人は息をひそめて4日間をやり過ごすことに決めた。様子を見にきた博はまださくらにすらこのことを伝えておらず、ハワイのことを聞かれたときにどうするか心配した。すると寅次郎は水が合わずにホテルから一歩も出なかったと言えばいいんだと言い張った。その日は何事もなく終わったが、翌日の夜に事件が起こった。とらやが留守であることが町中に知れ渡ったおかげで泥棒がやってきたのだ。待ち伏せをして捕まえたところまでは良かったが、博はふとあることに気づいた。警察に通報すれば寅次郎たちがとらやにいることがばれてしまうのだ。このまま嘘をつき通すのか、それとも町内の笑い者になるのか。寅次郎は泥棒を逃がす選択をしたが、この騒動で居ることがわかってしまい竜造たちは平謝りする羽目になった。明け方になり人々がいなくなると寅次郎と竜造は口論を始めた。そして寅次郎は自分の誠意が伝わらなかったことを悲しみ柴又を出て行った。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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