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大殺陣

  • posted at:2018-09-01
  • written by:砂月(すなつき)
だいさつじん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1964年
公開日:1964年6月3日 併映「続図々しい奴 」
監督:工藤栄一
企画:松平乗道
脚本:池上金男
撮影:古谷伸
照明:安田興一
録音:小金丸輝貴
美術:富田治郎
音楽:鈴木静一
編集:堀池幸三
助監督:本田達男
記録:塚越恵江
装置:近藤幸一
装飾:川本宗春
美粧:林政信
結髪:妹尾茂子
衣裳:豊中健
擬斗:谷俊夫
進行主任:藤井又衛
語り手:芥川隆行
出演:里見浩太朗 河原崎長一郎 平幹二朗 宗方奈美 大木実
シネマスコープ モノクロ 119分

四代将軍徳川家綱公の治世。検地帳によって年貢の取り立てが厳しくなる中、農民たちは飢饉や天災を訴えて各地で騒動を起こし、千三百余の者たちが仕置きされた。その延宝六年四月六日、若年寄堀田備中守正俊はある疑いにより江戸城和田倉門外辰ノ口評定所に喚問された。その疑いとは四月八日に行われる灌仏会の行事を利用して江戸城内外に事を起こし、大老酒井雅楽頭忠清を押し込めて政道の変革を図ろうとしたというものだった。大目付北条安房守氏長はこの件に拘る徒党を容赦なく召し捕り、抵抗すれば斬り捨てても差し支えないと配下の者に命じた。

書院番神保平四郎の邸に怯えた様子の友人中島外記が匿って欲しいと突然訪ねてきた。理由を知らずに従ったことで同類と見做された平四郎は徒党の一人として捕縛された。だが忠清に反感を持つ者たちによって助け出され雨でずぶ濡れになっているところを旗本浅利又之進に拾われた。命が惜しかったら泊まって行けと又之進が言うと平四郎は素直に従った。そしてこれまでに起きたことを話そうとすると、又之進は次が聞きたくなるからと口止めし先に布団に入った。そして何事かを仕出かすのも結構だが考えてするべきだと釘を刺した。その頃、江戸城では氏長が手腕を振るい敵対する一党を一ヶ所に集めて粛正、五十人組頭の小出治兵衛に尋問を行っていた。

四月七日、江戸城大手御門外にある忠清の上屋敷に岩井という政務の者が訪ねてきて報告を行った。ひっ捕らえた七十二名を吟味中で、残りの十名前後も程なく捕らえられるという。だが忠清が気になっていたのはそれよりも正俊のことだった。正俊は口を閉ざして語らず、また一味との繋がりも確認することが出来なかった。若年寄は老中に次ぐ重職で大老職の手足となる者に疑いがあって評定所に喚問されたとなれば世評に響く。そこで忠清は十一日までに決着をつけるよう命じた。

平四郎が物陰から追手の様子を探っていたところ一人の女が声を掛けてきた。それは外記の味方であり軍学者山鹿素行の姪のみやだった。だが外記のために命を狙われ、連行される際に斬られた容態のわからぬ妻加代のことが心配だった彼はもうこれ以上拘りたくなかった。ところが加代の屍が野晒しにされていることを知ると頭に血が上り今すぐにでも復讐しようと立ち上がるが、みやはその命を大きなことに活かすべきだと思い止まらせた。冷静を取り戻した平四郎をみやはある長屋に連れて行った。そこの主は星野友之丞という貧乏御家人で岡部源十郎を頭とする一党の一員だった。何故一党に加わったのかと平四郎が尋ねると、友之丞は食うにも食えぬやりきれない世の中を変えるために役に立ちたいと思っただけだと言った。

屋台的映画館
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