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略奪愛

  • posted at:2018-08-23
  • written by:砂月(すなつき)
りゃくだつあい
G・カンパニー=東亜興行
配給:東映
製作年:1991年
公開日:1991年10月10日
監督:梶間俊一
製作:元村武 大谷晴通
プロデューサー:見留多佳城 角田朝雄
原作:松田寛夫 梶間俊一
脚本:松田寛夫
撮影:木村大作
照明:増川弘邦
録音:林鑛一
美術:桑名忠之
編集:西東清明
助監督:大津是
製作担当:山田稔
音楽プロデューサー:石川光
音楽:佐久間正英
主題歌:「それでいいのね」黒木瞳 with 近藤房之助 & 堤・クンチョウ・和美
製作協力:東映東京撮影所
出演:黒木瞳 小川真由美 尾美としのり 長江英和 きゃんみゆき
アメリカンビスタ カラー 94分

新潟のデザインスクールを卒業後、2年間設計事務所で働いた落合妙子は実家のある越後寒川に戻り、母・君代と同じ職場の水産加工場で働いていた。ある日、君代が良かれと思って持ってきた網元の息子との縁談話に嫌悪感を抱いた妙子は故郷を離れる決心をし、高校時代の先輩の白石由美を頼って上京した。前もって連絡を取らずに設計事務所を訪ねると由美はクライアントからのクレーム処理で不在だった。時間を潰しながら彼女を待つことにしたのだが、そこで手際よく働くインテリアデザイナーの水上康夫の姿が妙子の目に止まった。長時間待ち続ける妙子を心配した康夫が要件を尋ねると、由美に見て欲しくてデザイン画を持ってきたと言うのだ。そこで康夫が周囲にいたスタッフに見せると皆その出来栄えに感心した。彼はそのデザイン画と履歴書を預かると、所長がいる3日後の月曜日の夕方にもう一度くるように言った。

翌日、妙子は由美のマンションを訪ねたのだが、部屋にいたのは康夫だった。彼は由美の婚約者で、景色が良いこの部屋は婚約祝いとして父親に買ってもらった物だった。妙子が由美と会うのは4年前に行われた美術部のコンパ以来で、学生時代からエリートで美術大学をストレートで合格した由美を後輩たちは憧れの的として見ていた。楽しい時間を過ごした妙子がマンションを後にすると、康夫は車で追い掛けアパートまで送ることにした。ところが地理に不慣れな彼女のおかげで道に迷ってしまい、何とか目的地までたどり着いたが大雨に祟られた。康夫は傘を差して妙子を玄関まで送り届けたが、妙子はびしょ濡れになった彼を不憫に思い部屋に上がるように言った。片付けが終わっていない部屋の中で話す康夫の言葉やしぐさに妙子は惹かれた。それ以来、仕事をしていても彼女の頭の中から康夫のことが離れることはなかった。やがてそれは独占欲に代わり、由美と結婚すると不幸になると思い込んだ妙子はボイスチェンジャーを使って康夫に忠告の電話を頻繁に掛けるようになった。困った彼は同僚の山口博にそのことを打ち明けたが、由美に別口の男がいるんじゃないかと笑われた。

康夫と由美が帰宅し山口がスタッフたちと飲みに行く中、妙子は一人残業を選んだ。そのことが気になった山口が二次会をキャンセルして事務所に戻るとまだ灯りが点いていた。デスクに彼女の姿はなく奥の部屋から女の呟くような声が聞こえたことから、山口はこっそりと様子を窺った。するとそこで妙子がボイスチェンジャーを使って電話を掛けていたのだ。彼女が電話魔であることを知った山口には妙子の気持ちが良くわかった。そこでこの場で起きたことを誰にも言わないと約束すると、妙子はそれ以来姿を消した。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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